虚偽通報の白人女性、元雇用主を提訴
エーミー・クーパー元被告「解雇は不当」
セントラルパークで昨年5月「アフリカ系米国人に脅かされている」と警察に虚偽の通報をした白人女性、エーミー・クーパー元被告が今週、解雇は不当だとして、元雇用主の資産管理会社、フランクリン・テンプルトンをマンハッタン区連邦地裁に訴えた。白人女性であることから人種差別を受けたと訴えている。 26日、ニューヨークタイムズが報じた。
「脅かされている」とされた黒人男性はクリスチャン・クーパーさん。クーパー元被告が興奮気味に警察に通報する様子をビデオで撮影し、ツイッターに投稿すると、閲覧者が3000万人を超えた。フランクリン・テンプルトン社は事件当時、健保資産管理マネージャーの職にあった同元被告を停職処分にし、後に解雇した。
クーパー元被告は警察に通報したのは「恐怖を感じたからで、人種差別に基づいたものではない」と釈明。「フランクリン・テンプルトン社は十分調査をせず、白人女性であるという理由だけで判断した」と主張している。これに対し同社は「状況は明白。判断は妥当だ」と反論し、戦う構えを見せている。
「同元被告の人生を破滅させるべきではない」と理解を示していたクリスチャン・クーパーさんはコメントを控えている。
マンハッタン区地裁はクーパー元被告を起訴したが、カウンセリングを受けたことから訴えを取り下げている。
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