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共同通信
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【ワシントン共同】バイデン米政権は28日公表の2022会計年度(21年10月~22年9月)予算教書で、国防費関連として、中国をにらみインド太平洋地域で米軍の抑止力強化のための基金「太平洋抑止構想」(PDI)に約51億ドル(約5600億円)を充てた。21会計年度の国防予算の大枠を決めた国防権限法に盛り込んだ約22億ドルから2倍以上の大幅増となった。
国防予算全体の要求額は7560億ドル。4月に予算教書の概要を発表した際にはトランプ前政権下で成立した21会計年度分に比べ1.7%増の7530億ドルとしていたが、さらに微増となった。理由は不明。