中国、少子高齢化で第3子容認へ

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共同通信
北京市内の観光地で、犬を抱いてカートに乗る高齢の男性=2020年10月(共同)

 【北京共同】中国共産党政治局会議は31日、1組の夫婦が3人まで子どもを持つことを認める方針を決めた。原則2人までだった規制を緩和する。国営通信、新華社が伝えた。中国で少子高齢化が進む中、数年以内に人口が減少に転じる可能性が指摘され、習近平指導部は対策強化が必要だと判断した。

 緩和の時期は明示していない。長年の「一人っ子政策」を2016年に廃止して第2子を容認したのに続く踏み込んだ措置となるが、効果は未知数だ。

 会議は「質の高い経済発展を実現し、国家の安全と社会の安定を守る」ために高齢化対策が必要だと指摘した。