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共同通信
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政府が大学での新型コロナウイルスワクチン接種の方針を打ち出したことを受け、先行実施の候補となっている7大学は準備を加速させる。ただ、ほとんどが「詳細は決まっていない」とし、本格的な調整はこれから。打ち手や会場の確保など課題は多い。政府が目指す今月21日は授業期間中に重なる。学生からは歓迎の声の一方、戸惑いも聞かれた。
候補の一つとなる東北大は、学生らの接種規模が見通せないとして会場を確保しておらず、担当者は「文科省や自治体と調整する段階。21日に間に合うかどうかは分からない」とした。付属病院の医師らは、高齢者対象の仙台市内の大規模接種会場に派遣している。