ヤン氏、自らの風刺漫画を非難 「人種差別的」―NY市長選の有力候補

 

 

ヤン氏、自らの風刺漫画を非難

「人種差別的」―NY市長選の有力候補

 

風刺画が掲載されたページのキャプチャー(デイリーニュースのホームページより)
イラストの訂正前(左)と訂正後(右)。 修正された目の部分を拡大したもの

 

 次期ニューヨーク市長選の有力候補、アンドリュー・ヤン氏(民主)は5月27日、ニューヨーク・デイリーニュース(ND)が掲載した自らをモデルとする漫画が「人種差別的だ」と非難した。CNNが同日、報じた。

 ビル・ブランホール氏による漫画で、地下鉄タイムズスクエア駅から出てきたヤン氏を見た土産物店の店主が「観光客が戻ってきた!」と喜ぶ姿が描かれている。

 CNNの「ニューデイ」に出演したヤン氏は「漫画を客観的に見る者なら誰でも、アジア人をいつまで経っても観光客や部外者だとする考えに基づくものだと分かるだろう」と批判。路上で暴行を受けたり、暴言を吐かれたりするなど、パンデミック中に報告されたアジア系住民に対するヘイトクライムの急増についても言及した。

 一方、NDの社説編集者ジョッシュ・グリーンマン氏は「ニューヨーク市の政治と政策に関するヤン氏の知識に大きなギャップがあることが最近になって露呈したことや、ヤン氏が過去の市長選に投票したことがないとの事実を風刺しただけだ。人種的なステレオタイプや人種差別的な風刺画ではない」と反論した。

 グリーンマン氏によると、NDオンライン版に掲載した漫画のオリジナルでヤン氏の目の描写が不評を買ったため、活字版では変更したという。


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