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共同通信
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参院憲法審査会は2日、憲法改正手続きに関する国民投票法改正案を巡り、参考人質疑を実施した。立憲民主党などが推薦した憲法学者は、投票環境向上が目的の改正案には公平性確保に課題が残り「むしろ悪化の可能性が高い」と指摘。立民も、不備のある改正案を前提とする改憲発議は違憲判決を招きかねないと同調した。与党は幹事会で9日の採決を提案したが、野党との隔たりが改めて浮き彫りとなった。
質疑には与野党が推薦した4人が出席した。名古屋学院大の飯島滋明教授は、改正案に盛り込まれた期日前投票時間の弾力化により、投票時間が短くなるケースが出かねないと解説した。