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ガルシア氏首位、市長選は混沌
ヤン氏は方針転換、22日に民主予備選

11月のニューヨーク市長選に向け、22日に迫る民主党予備選を巡る最新の世論調査で、元市幹部のキャサリン・ガルシア氏がトップに立った。当初リードしていた台湾系実業家、アンドリュー・ヤン氏は失速気味で方針を転換。レースの行方は混沌としている。ニューヨーク・タイムズが5月末、報じた。
両氏に、元警官でブルックリン区長のエリック・アダムス氏を加えた3人の有力候補が争う今回の予備選。いずれも党内では、進歩派ではなく穏健派とされる。穏健派が支持を集める背景として、新型コロナウイルスの感染拡大後にNYが迎えた状況との関連性を指摘する。
ガルシア氏はスーパーPAC(特別政治行動委員会)をこのほど設立し、支持拡大に向けた態勢を着々と整える。一方のヤン氏は数カ月前から、行政経験がないとの批判をかわすために、市長就任後は優れた行政経験者に囲まれることを約束してきた。その中で常に名前を挙げていたのがガルシア氏だった。
ここに来て、各種世論調査でガルシア氏への支持が広がっていることに危機感を抱いたヤン氏は路線を変更。デブラシオ市長の下で市衛生局長を務めたガルシア氏のゴミ問題を批判し始めた。ヤン氏の変心について上級顧問のエリック・スーファー氏は、「私たちの街には、デブラシオ市長の3期目ではなく、トップの交代が必要だ」と述べている。

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