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共同通信
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【パリ共同】フランス捜査当局は4日、自動車大手ルノーの会社資金を不正使用した疑惑を巡り、レバノンの首都ベイルートで行っていた前会長カルロス・ゴーン被告(67)の事情聴取を終えた。フランスのメディアが伝えた。今回の結果を踏まえ、当局がフランスの刑事手続きにおいて正式な容疑者とするかどうかなどが焦点となる。
立ち会った被告の弁護士は終了後「(被告は)多数の質問に詳細に回答した。本人は満足し、うれしく思っている」と述べた。
フランス当局は昨年、本格捜査を開始。ルノーからオマーンの販売代理店への不審な支払いなどに関し、会社資産乱用や背任などの疑いが持たれている。