拘束の記者、罪認める番組

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共同通信
プロタセビッチ氏(ロイター=共同)

 【モスクワ共同】ベラルーシ国営テレビは、ベラルーシ当局に拘束された反政権派のジャーナリスト、プロタセビッチ氏が昨年8月の大統領選後の抗議デモを違法に呼び掛けた罪を認めたことを自ら明らかにするインタビュー番組を放映した。ロシアメディアが3日伝えた。同氏は搭乗中のアイルランド旅客機の強制着陸後に拘束され、欧米が強く反発している。

 ロシアメディアによるとプロタセビッチ氏は番組で、社会秩序を乱す行為を組織したという刑法の罪を「私は完全に認めた」と発言。その上で首都ミンスクは3日間混乱したと述べた。ルカシェンコ大統領に敬意を表する発言もあった。