米5月の就業者数、55万人増

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共同通信

 【ワシントン共同】米労働省が4日発表した5月の雇用統計(速報、季節調整済み)で、景気動向を敏感に示す非農業部門の就業者数は前月から55万9千人増加した。新型コロナウイルスのワクチン接種の普及などで復職する人が増え、5カ月連続のプラスとなった。失業率は0.3ポイント改善し、5.8%だった。

 就業者数の増加幅は金融市場が見込んでいた65万人程度を下回った。雇用情勢は回復基調にあるものの、失業率が3%台だったコロナ流行前の水準には遠い。バイデン政権は、巨額の財政出動を議会に求めている。

 就業者数は民間部門で49万2千人増えた。娯楽や観光などの増加が目立った。