ワクチン接種率が70%で規制全廃
州内の成人、数日で到達可能なレベル
ニューヨーク州のクオモ知事は同日、州内の成人の70%が少なくとも1回コロナワクチンを接種した場合、制限を全廃するとの考えを明らかにした。7日、amニューヨークが報じた。
成人の接種率は現在68.6%。70%は数日内に到達可能なレベルだ。「70%でノーマルに戻る。つまり、コロナ前の状態だ」とクオモ氏はコメント。70%到達を記念して、エンパイアステートビルが青と金色にライトアップされることも明かした。
州の規制が全廃された後は、「障害を持つアメリカ人法」などに抵触しない限り、各事業者が独自の判断でマスク着用義務などを決めることができる。ワクチン未接種の場合は米疾病予防センターの基準に準拠し、マスク着用と6フィートの社会的距離確保が求められる。また、大型イベント会場、プレK〜12年生までの学校、公共交通機関、シェルター、高齢者施設や医療施設での規制は残る。
同日までの1週間で、コロナ検査陽性率は0.51%。63日連続して低下しており、市内では0.43%まで下がっている。ワクチンの完全接種者は940万人。1回接種した州民は1090万人に到達した。州では12〜17歳や接種率の低い地域でワクチン接種促進に注力している。 市内では貧困層や黒人住民の多い地域で接種率が低い。最低はクイーンズ区ロッカウェイで31.2%だ。
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