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共同通信
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【北京共同】中国国家統計局は9日、5月の工業品卸売物価指数(PPI)が前年同月比で9.0%上昇したと発表した。5カ月連続のプラス。上昇率は前月から2.2ポイント拡大し、2008年9月以来、12年8カ月ぶりの高水準となった。
国際的な原材料価格の高騰に歯止めがかからなかった。石油などエネルギー関連や金属加工が大きく伸びている。
同時に発表した5月の消費者物価指数(CPI)は1.3%上昇し、3カ月連続のプラスとなった。原材料の高騰につれ、一般商品もじわりと値上がりしているもようだ。直近の4月と比較すると、冷蔵庫やテレビ、パソコンなどが影響を受けているという。