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共同通信
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東日本高速道路が8日発表した2021年3月期連結決算は、純損益が97億円の赤字(前期は99億円の黒字)に転落した。新型コロナウイルス感染症拡大に伴う外出自粛で料金収入が落ち込んだ。通期赤字は05年の民営化以降、初めて。
22年3月期業績は、純損益が206億円の赤字に膨らむと予想している。料金収入の大幅な回復が見込めず、道路をまたぐ橋の耐震事業にかかる費用も収益を圧迫するとしている。
高速道路事業の柱である料金収入は16.6%減の7143億円だった。交通量は乗用車を含む小型車が13.5%、トラックなど大型車は7.8%の減少。