Published by
共同通信
共同通信
大阪府警から司法解剖を委託されていた近畿大医学部法医学教室の元主任教授が逮捕された経費詐欺事件を巡り、元主任教授が司法解剖の際に実際には行わなかった検査を報告書に記載し、検査料を府警に水増し請求していたと同教室関係者が府警に告発する証言をしていたことが11日、捜査関係者への取材で分かった。府警から大学に過大な検査料が支払われていた可能性がある。
府警は過去に提出された検査報告書の精査を開始。法医学教室から約1770万円を詐取した疑いで逮捕した元主任教授の医師巽信二容疑者(66)=懲戒解雇=が水増し請求にも関与した疑いがあるとみて、立件を視野に事情を聴く。