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共同通信
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【台北共同】台湾の蔡英文政権は12日からの端午節(旧暦5月5日)に伴う3連休の帰省や旅行を控えるよう呼び掛けている。新型コロナウイルスの感染拡大を受けた措置。市民も協力的で、高速鉄道と在来線の利用客は昨年比で98%減となる見通しだ。
「できる限り移動しないでほしい」。蔡総統は11日、映像を通じてこう訴えた。来週から日本政府が提供したワクチン接種が開始されるとの明るい見通しも示しながら「努力継続のお願い」をし、抑え込みに全力を尽くす決意を示した。
例年は連休前日午後から混雑が激しくなる台北駅内の広場だが、行き交う人はまばらだった。