市長予備選、最後の討論会
民主党有力候補がお互いの批判を展開
ニューヨーク市長選挙の予備選に民主党から出馬している有力候補5人による最後の討論会が10日開催された。 同日、CNNが報じた。
ニュージャージー州に住んでいるとの疑惑が浮上したブルックリン区のエリック・アダムス区長に対し、キャサリン・ガルシア元清掃局長は「市民は正直な市長を求めている」とチクリ。スコット・ストリンガー会計監査官は「ニュージャージー州に行ったのは道を間違えた時だけ」と語り笑いを誘っていた。ハドソンバレーに家を構えていることが取り沙汰されているアンドリュー・ヤン氏は「私は1日たりとも市を離れることはない」と強調した。
犯罪と警察に関しては 、警官出身のアダムス氏が「ニューヨーカーのために命を張ってきたと言えるのは私だけだ」と経験を強調。これに、ヤン氏が「20年警官だったから市長になれるとは、メッセージが希薄だ」と噛みついた。
デブラシオ市長と何かにつけ反目しているクオモ州知事との関係については、進歩派票を収束しつつある弁護士、マヤ・ワイリー氏が「市内の選挙民を結集し、後ろ盾にして初めて対等に渡り合える」と主張。ヤン氏が「州と市はお互いに必要だ」と蜜月を強調。ストリンガー氏は「ヤン氏のアプローチは甘い」と批判した。
予備選は22日。不在者投票は12日から始まる
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