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共同通信
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政府は15日の閣議で、2021年版「交通安全白書」を決定した。20年の交通事故の死者数は2839人で、統計がある1948年以降最少となった。新型コロナウイルスの感染が拡大した時期に減少しており、経済や社会生活に大きな影響を及ぼした外出自粛が、死亡交通事故を抑制する一因になったとみられる。
年間死者数が3千人を割り込んだのは初めて。ピークだった70年の1万6765人から80%以上の減少となった。20年までに交通事故死者数を2500人以下とするという政府目標は果たせなかった。