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共同通信
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【ブリュッセル共同】米国と欧州連合(EU)は15日のブリュッセルでの首脳会談後、共同声明を発表し、対中国で「あらゆる問題について緊密に協議し、協力する」と強調した。権威主義や専制主義に対抗する姿勢を明確に示し、外交・安全保障上の目的で第三国に制裁を発動する際、米EUの連携を深める方針も表明した。
米EUは既に、中国新疆ウイグル自治区での人権侵害や、ロシア反体制派ナワリヌイ氏の毒殺未遂などに絡み、足並みをそろえる形で制裁を行っている。
米EUは中国を巡る共通の関心事として、新疆やチベット自治区の人権侵害のほか、香港の自治・民主主義の後退などを挙げた。