タイムズスクエアで期限切れワクチン
効果が保証できず・再接種必要
タイムズスクエアのポップアップ・ワクチン接種所で899人に期限切れのファイザー製ワクチンを接種していたことが判明した。14日、ニューヨークポストが報じた。
この接種所はＮＦＬＥｘｐｅｒｉｅｎｃｅがあったビルに設営された。問題のワクチンは、運営していたＡＴＣワクチン接種サービシーズが６月５〜10日に接種したもの。同社は接種を受けた899人に電子メールと電話で連絡を取り、「ワクチンの効果を保証できない」として再度ワクチン接種を受けるよう促している。電子メールには「接種されたワクチンから深刻な副反応はない」「今回接種されたワクチンはなかったものとして、ワクチン接種を完了するように」とも記載されている。このメールを受け取った匿名希望の男性は「６日間も接種し続けて、誰も気づかなかったのか」と呆れ顔。「説明の電話をかけてきたのも医者ではなかった」と憤る。
同社は市保健局にこの問題を報告。市は即座に別のサービス会社に切り替えて、当該接種所での接種作業を続けている。市も「期限切れワクチンの接種を受けた899人は再接種が必要だ」との見解を取る。同社の広報担当者は「問題のワクチンの接種を受けた市民には謝罪する。ファイザー社および市保健局と協議の上、899人に連絡している」と話している。
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