米ロ、安定に向けた対話に合意

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共同通信
バイデン米大統領(ロイター=共同)、ロシアのプーチン大統領

 【ジュネーブ共同】バイデン米大統領とロシアのプーチン大統領は16日、ジュネーブで首脳会談後にそれぞれ記者会見し、米ロの戦略的安定に向けた2国間対話の創設や互いに一時帰国させている大使の復帰で合意したと明らかにした。バイデン氏は米国の重要インフラのリストを具体的に示し、サイバー攻撃をしないよう警告。プーチン氏は関与を否定し、人権問題も含めて根深い対立が残った。

 両氏の初の直接会談だったが関係改善への大きな成果はなく、対話を続けることでかろうじて合意した格好だ。バイデン氏は9日からの欧州歴訪日程を終え、帰国の途に就いた。