ワクチン接種率、低地域を公表
クオモ氏「ワクチン忌避が20~25%」
ニューヨーク州のクオモ知事は、新型コロナワクチン接種率の低い地域25カ所を郵便番号別に公表した。市内では、ブルックリン区の5カ所とクイーンズ区の2カ所が含まれている。ニューヨークポストが14日、伝えた。
市内で最も低いのは、ブルックリン区ウィリアムズバーグの32.7%。クイーンズ区のオーシャンヒルとファーロッカウェーがそれぞれ33.4%で続く。以下、ブルックリン区カナーシーの34.3%、クラウンハイツ35.3%、ブラウンズビルとボローパークが35.8%で並ぶ。
クオモ氏は、市内を郵便番号別に1755カ所に分けた場合、その10%が38.8%未満だということも明らかにした。これに対し、デブラシオNY市長の広報官は「市は家庭への戸別訪問を率先して実施し、何千、何万の市民にワクチンを接種した」と釈明している。
州内では、ロックランド郡モンゼイが最低の17.8%となっている。クオモ氏は、低接種率について「州内にはワクチンを忌避する人が20〜25%存在する。情報や教育の問題が原因だ」としており「ターゲットを絞って、接種率の向上に努めたい」との意向を示した。
具体的には、家庭や教会、地域のイベントに州政府関係者を送り込み、忌避者に無料のワクチン接種を受けるよう呼びかける方針だ。
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