サッカー南米選手権、対策不徹底

Published by
共同通信

 新型コロナウイルスの死者が50万人を超えたブラジルで開催中のサッカーの南米選手権が揺れている。AP通信によると、20日にチリ連盟は新型コロナ規定違反があったとして複数の選手に罰金が科されると発表。ブラジル保健省が選手37人、関係者45人の計82人の感染を明らかにする中、対策が徹底されていない実情が浮き彫りになった。

 チリ連盟によると、外部との接触を避ける「バブル方式」が採られながら、チーム内に理容師を招き入れる違反があった。

 大会は当初、コロンビアとアルゼンチンの共催だったが、南米連盟が「世界一安全なスポーツ大会」と宣言した上でブラジル開催が決まった。