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共同通信
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【ベルリン共同】ブリンケン米国務長官は23日、訪問先のベルリンで記者会見し「わが国にとってドイツほど素晴らしい友は世界にいない」と述べ、ドイツなど欧州各国と共に専制主義のロシアや中国に対抗していくと強調した。ドイツのメルケル首相は国際協調派で「米国第一」を掲げたトランプ前政権との関係が冷却化していた。
ブリンケン氏はこの日、メルケル氏と会談。会見では欧州の大国ドイツへの期待を表明し、ロシアによるウクライナ南部クリミア半島の強制編入などに言及して「彼らの危険で挑発的な行動にドイツと立ち向かう」と強調した。中国についても人権問題などに触れ、懸念を示した。