中間発表、アダムス氏優勢
民主党市長予備選
ニューヨーク市長選の民主党予備選挙は現在のところ、現ブルックリン区長のエリック・アダムス氏が優勢だ。支持者が「チャンピオンはここにいる」というモハメド・アリの有名な声援で迎える中、アダムス氏は「市民が『第一候補はエリック・アダムス』と判断したことは明らかだ」と宣言した。22日、CNNが報じた。
しかし、この宣言は勇み足。不在者投票の開票は28日に始まるからだ。肉薄するキャサリン・ガルシア元清掃局長や進歩派弁護士のマヤ・ワイリー氏を振り切って、見事当選するかが判明するのは7月中旬と考えられている。ガルシア氏は「一位の票が多ければいいという訳ではない。二位、三位の票がカギを握る」と指摘。ワイリー氏も「50%の票は他の候補に振り分けられる。これは事実だ」と語っている。この3人に水を開けられた起業家のアンドリュー・ヤン氏は「私は次期市長にはなれそうもない」と敗北を宣言した。
一方の共和党予備選挙では、活動家のカーティス・スリワ氏が当選を確実にしたと予測される。スリワ氏は、犯罪防止を目指す非営利団体ガーディアン・エンジェルスの創設者として知られている。
市選挙管理委員会は、不在者投票や順位付投票制度(RCV)を加味した選挙結果を6月29日から毎週火曜日に発表する予定。
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