乱射事件遭遇の姉弟、試合招待
ヤンキース「彼らと共にある」
ブロンクス区で起きた銃乱射事件で被害を免れた13歳の姉と5歳の弟が20日、ヤンキースタジアムで行われた対アスレチックス戦に特別ゲストとして招待された。ニューヨークポストが21日、報じた。
姉のミアさんと弟のクリスチャンさんは17日、自宅アパート近くの店に向かう途中、銃を持った男が何度も被害者に発砲する事件に遭遇。事件の様子を捉えた映像が公開されており、逃げ惑う被害者が姉弟にぶつかり共に転倒、至近距離で発砲事件に巻き込まれた様子が残されている。奇跡的に銃弾を浴びることはなかったが、心に深い傷を負った。
2人はヤンキースタジアムのボックス席で、笑顔を浮かべながら試合を観戦。ヤンキースは「今日、彼らはヤンキースのゲストであり、私たちは彼らと共にある」と、試合観戦に興じる姉弟を映像付きでツイートした。試合は、ヤンキースが2対1で勝利した。
ブロンクス区長のルーベン・ディアス・ジュニア氏は、2人にトラウマが残っていると指摘した上で、弟を守ろうとした姉のミアさんを「最も勇敢な少女」と称えた。民主党の市長選予備選に出馬したエリック・アダムス氏は容疑者逮捕に向け、私財を投じて2千ドルの報奨金を出している。
事件では、容疑者は少なくとも12発の銃弾を発砲。24歳の被害者に3度命中させた。被害者の命に別状はないという。
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