「同性愛差別」でEUが東西分裂

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共同通信

 【ブリュッセル、ウィーン共同】欧州連合(EU)は24日、ブリュッセルで首脳会議を開いた。議題に急浮上したのが、学校教育や広告で18歳未満の目に触れる形で同性愛を扱うことを禁じるハンガリーの法案だ。西欧など17カ国が23日、LGBTなど性的少数者らへの「言語道断の差別」と批判する声明を発表。ハンガリーに同情的な東欧7カ国は賛同せず、EUは価値観を巡り分裂を露呈した。

 フォンデアライエン欧州委員長は23日の声明で撤回を求め、法的措置を取る考えを示した。

 ハンガリー政府は23日、子どもの権利保護が目的で「差別的要素はない」と反論した。