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共同通信
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【ワシントン共同】米東部ペンシルベニア州の公立高校に通っていた女性が、在学中に学外でソーシャルメディアに下品な投稿をしたことでチアリーダー部の活動への参加を1年間禁じた教育当局の処分は言論の自由の侵害だったと訴えた訴訟で、最高裁は23日、女性の主張を認めた。
ソーシャルメディアでいじめやハラスメントが広がる中、公立校が学外での生徒の言論に介入する権限があるかどうか問われた裁判として注目を集めた。最高裁判決は、今回のケースは言論の自由の侵害に当たるものの、こうした権限が「必ずしもなくなるわけではない」と一定程度許容されると指摘した。