自民本部の1.5億円資料返還へ

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共同通信
東京地裁に入る元法相の前衆院議員河井克行被告=23日

 2019年の参院選広島選挙区を巡る買収事件で検察側が押収した関連資料が、公選法違反罪で実刑判決を受けた元法相の前衆院議員河井克行被告側に近く返還される見通しとなったことが24日、関係者への取材で分かった。出馬した妻案里氏陣営に、自民党本部が1億5千万円を投入した経緯に関する資料も含まれている。

 1億5千万円は同じ選挙区に擁立された自民党の別候補の10倍に上り、買収の原資になったとの疑惑が持たれたが、同党は資料が押収されているとして具体的な説明をしていない。党幹部は、資料が返還されれば使途を確認し、買収の原資にはなっていないことを証明するとしている。