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地下鉄駅構内のトイレ再開へ
施錠なし、しかも「安全に」

ニューヨーク州都市交通局(MTA)は、地下鉄駅構内のトイレの使用再開を検討している。23日、amニューヨークが報じた。
市交通局(NYCTA)のサラ・フェインバーグ暫定局長は23日のMTA理事会で「トイレをできるだけ早く再開したい」と発言。そのための方策を内部で検討中であることを明らかにした。トイレの再開は容易ではない。犯罪や落書き、麻薬使用、ホームレスによる占拠などの問題がある。フェインバーグ氏はそうした問題をまず解決し、「安全に」トイレを使えるようにしたいとの考えだ。「施錠し、必要な場合、係員からカギをもらわなければならないというようなことはしたくない」とも話している。
MTAは昨年、コロナ拡散を防ぐため76の駅でトイレを閉鎖した。全体の16%に上る。ホームレス支援団体「コアリション・フォア・ザ・ホームレス」の上席政策アナリスト、ジャクリーン・シモネ氏は「公衆トイレが不足し、ホームレスが用を足すことが難しくなっている」と指摘。「無視していてもこの問題は解決しない」と批判的だ。実際、糞尿、血液、おう吐物が原因で地下鉄車両を使用中止にするケースが増えている。これに対して、フェインバーグ氏は「トイレが開いていれば、なくなるという問題ではない。精神障害が原因」との見解を示している。
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