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共同通信
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東京電力福島第1原発事故で一時全村避難した福島県川内村で26日、地元産ブドウを使ったワインを造る「かわうちワイナリー」が開所した。酒造免許を申請中で、今秋の醸造開始を目指す。全ての避難指示解除から5年。本格復興を目指す村は、ワインの産業化で移住者や観光客が増加することを期待する。
開所式典で遠藤雄幸村長は「ワイン造りを村の復興と帰還促進の原動力にしようとスタートした。一日も早く、元気な川内村を見せることが支援いただいた皆さまへのお返しになる」とあいさつ。福島県の内堀雅雄知事は「村の農業復興、産業振興の大きな一歩になる」と述べた。