外交官20人「反国軍」表明

Published by
共同通信
独裁への抵抗を示す3本指を掲げるミャンマーのチョー・モー・トゥン国連大使=28日、米ニューヨーク(共同)

 【ニューヨーク共同】クーデターを起こしたミャンマー国軍への批判を続ける同国のチョー・モー・トゥン国連大使(51)が28日、これまでに国軍への不服従を表明した外交官が欧米や日本など7カ国に駐在する計約20人に上ると明らかにした。このうち、現地の在留資格が無効になるなどした米国とスイス駐在の11人が帰国を拒み、駐在国に滞在延長を申請中だと述べた。

 共同通信の単独インタビューに応じた。国連会合で反独裁を意味する3本指を掲げるなどしたチョー・モー・トゥン氏は、自身が国軍から反逆罪で訴追されたとし、現状では「帰国できない」と強調した。