豪、入国許可数を半減へ

Published by
共同通信

 【シドニー共同】オーストラリアのモリソン首相は2日の記者会見で、入国者の総数を14日までに半減させる方針を明らかにした。主要都市シドニーで新型コロナウイルスの感染者が急増し、入国者を2週間隔離するホテルなどの施設が逼迫しているためとしている。

 現在の入国者の84%は国民や永住者。外国人は、赴任する駐在員や外交官などを除いて入国を原則として認めていない。

 公共放送ABCによると、1週間当たり約6400人いる入国者を3千人程度に絞る。感染状況を踏まえ8月末に見直すが、半減は年末まで続く見通しだ。モリソン氏は「必要以上に引き延ばしたくはない」と強調した。