名古屋で表現の不自由展が開幕

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共同通信
名古屋市中区の市施設「市民ギャラリー栄」に展示された慰安婦を象徴する「平和の少女像」=6日午前

 国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」の企画展「表現の不自由展・その後」の一部作品の展示が6日、名古屋市中区の市施設「市民ギャラリー栄」で始まった。11日まで。市によると、展示内容を問題視し施設利用許可を取り消すよう求める抗議が電話やメールで相次いでおり、愛知県警と連携し警戒態勢を強化した。

 同様の不自由展は東京と大阪でも開催予定だったが、いずれも抗議を受け、東京では延期が決定。大阪では府立施設の利用許可が取り消され、主催者側が撤回を求め提訴した。

 愛知の不自由展は、あいちトリエンナーレに出展された、慰安婦を象徴する「平和の少女像」などを展示した。