熱海土石流、死者7人

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共同通信
長年住み続けた自宅やその周辺が土石流で被災し、ぼうぜんとする湯原栄司さん。自身は救助されたが、「公表された所在不明者リストに知り合いの名前があった」と暗い表情を見せた=6日午前11時13分、静岡県熱海市伊豆山

 静岡県熱海市伊豆山の大規模土石流で県や市は6日、警察などの捜索の結果、新たに3人の死亡を確認したと発表、死者は計7人となった。また安否不明者は27人になったと明らかにした。県は5日に所在がつかめていなかった64人の氏名や性別を公表後、親族や知人の連絡を受けて本人に確認するなどした。被災者の生存率が著しく下がるとされる「発生後72時間」を過ぎ、県警や消防、自衛隊は約1700人態勢で発見を急いだ。

 県と市は住民基本台帳に基づき、自宅を流されたとみられる住民の所在確認を進めたが、5日夜時点で64人を把握できず、氏名や性別を公表。情報が寄せられ絞り込みが進んだ。

大規模土石流の現場で行われた捜索活動=6日午後3時11分、静岡県熱海市伊豆山