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共同通信
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【ウィーン、ワシントン共同】国際原子力機関(IAEA)のグロッシ事務局長は6日、イランがIAEAに対し最大20%濃縮の金属ウランを製造する計画を通告してきたことを理事国に報告した。関係筋が明らかにした。核爆弾に使われる可能性があり、バイデン米政権はこれを批判。イラン核合意再建に向けた米イラン間接協議に悪影響を及ぼす可能性もある。
イランでは大統領選で反米保守強硬派ライシ師が当選し、ウィーンで断続的に続く間接協議の行方が危ぶまれている。穏健派ロウハニ大統領は8月の退任前の交渉妥結をあきらめていないが、時間とともに状況は厳しさを増している。