アパートビルの足場15年放置
「頭にくる」「景色が台無し」住民が怒り
マンハッタン区アッパーウエストサイドにあるアパートビルで、15年間も建築用の足場が設置されたままになっているとして、住民から「長年放置されている。頭にくる」などと怒りの声が上がっている。
6日付amニューヨークによると、このビルは西86丁目51番地にある16階建てのアパート。2006年に壁面修理工事のために組まれた足場が今も残る。ビルには落下物防止用ネットが貼られているが、工事が行われている様子はない。
住民のロベルタ・マックスウェルさんは「日照を妨げ、窓からの景色も台無しだ。ハトが群がってフン害がひどく、健康問題に発展している」と憤る。リアネ・リッチーさんは「足場は大丈夫なのか。崩れてこないか」と心配を隠せない。テナント組合のデイビッド・ローゼン副会長も「今後の計画をはっきり提示してもらいたい」と声を荒らげる。
市建設局(DOB)も事態を把握しており、声明で「当該ビルの大家は修理の許可を得たが、完了せず19年に期限切れとなった。その後も壁面修理はなされておらず、罰金10万8千ドルが未払いとなっている」と説明。「修理を強制し、足場を撤去させることを検討中だ」とも述べている。これに対し、大家のジャック・ワインレブさんは、度重なるコメント要請に応じていない。
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