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共同通信
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皇后さまは8日、皇居内の紅葉山御養蚕所で、今年の養蚕作業の締めくくりとなる「御養蚕納の儀」に臨まれた。側近によると、皇后さまは今年も無事に作業を終えたことを感慨深く思っているという。
皇居での養蚕は明治時代から歴代皇后に引き継がれている。皇后さまは代替わりに伴い、昨年初めて養蚕を手がけた。今年は新型コロナウイルス禍を受け、昨年に続き作業人数を減らし、飼育品種も日本純産種の「小石丸」だけに絞った。
午前10時半ごろ、車に乗った皇后さまは半蔵門から皇居入り。沿道に集まった人々へ、にこやかに手を振った。