「サマー・ライジング」開始
K〜12年生対象、学業や社会性、精神面を支援
ニューヨーク市は6日、幼稚園児から12年生までを対象に、サマースクールとキャンプを兼ねた「サマー・ライジング」を始めた。新型コロナウイルスの感染拡大で、子どもが学業面などで悪影響を受けたことを踏まえた初の試みだ。NBCニューヨークが同日、伝えた。
すでに20万人以上が申し込み済み。市内800カ所で行われており、参加費は無料だ。市教育局(DOE)と青少年及び地域開発局が共同で実施する。学業だけでなく、社会性や精神衛生面でも子どもを支援することを目的としている。デブラシオ市長は「この機会に遅れを取り戻し、夏の学校生活を謳歌してもらいたい」と話している。
幼稚園児〜5年生は午前8時〜午後6時まで、6〜8年生は午前8時から午後4時まで。特別支援学区(D75)や学年延長(ESY)に属する子どもは、個別教育計画に基づき、プログラムが組まれる。高校生の場合は、学校によって実施時間が異なる。マスク着用とソーシャル・ディスタンスが求められるほか、1週間おきに児童・生徒と職員の10%が無作為に体温チェックを受ける。
これから参加を申し込むことも可能。問い合わせは、schools.nyc.gov/summerまで。デブラシオ氏も「全ての子ども、全ての家庭が、コロナから力強く回復してほしい」と呼びかけている。
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