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共同通信
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静岡県熱海市伊豆山の大規模土石流で、起点の土地を2006年に取得し、届け出を超える量の盛り土をしていた神奈川県小田原市の不動産管理会社(清算)が開発を手掛けた熱海市内の別の工事現場で、12年に土砂崩落が起きていたことが9日、市関係者への取材で分かった。当時、不適切な伐採や残土処理が崩落を招いたと市議会で問題になった。土石流は同じ会社による不適切工法が原因の一つとみられ、当時の行政指導に問題がなかったか市は検証を迫られる可能性がある。
市まちづくり課の担当者は共同通信の取材に「(当時の市の対応を)確認している最中でコメントできない」と話した。