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バスキア、へリングの贋作販売
メキシコの政治家を逮捕

ニューヨーク州南部地区連邦検事局は9日、現代美術の巨匠、ジャン=ミシェル・バスキアとキース・ヘリングの作品の贋作を数百万ドルで販売しようとしたとして、有線通信不正行為の疑いで、メキシコの政治家を逮捕したと発表した。NBCニュースが11日、報じた。
逮捕されたのは、メキシコ中部、サン・アンドレス・チョルラ市で直近に行われた市長選で落選したエンジェル・ペレダ(別名、エンジェル・ルイス・ペレダ・エギルス)容疑者。ペレダ容疑者は、バスキアの「グローリー・ボーイズ・キングダム」、へリング作の花瓶と絵画、両氏による共同絵画など複数の贋作をさまざまなオークションハウスに販売しようとしていた。
連邦当局によると、昨年末、ニューヨーク市の少なくとも2つのオークションハウスに持ち込まれた作品が、キース・ヘリング財団を通じて偽物であると判明。そのうちの1つを、メキシコのペレダ家が所有していた。
米連邦捜査局(FBI)のおとり捜査官が6月23日、ペレダ容疑者に、所有のバスキア作品は偽物であるが、来歴を記すニセの文書が用意できれば600万ドル(約6億6200万円)の買い手がつくと持ちかけたところ、同容疑者はこれに従った。同容疑者のメキシコの口座に、絵画の売却代金として、数千ドルが振り込まれていたことも分かっている。


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