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共同通信
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【ニューヨーク共同】米金融大手6社の2021年4~6月期決算が15日、出そろった。ワクチン接種の進展で新型コロナウイルス禍からの経済の回復が鮮明となり、これまで発表したJPモルガン・チェースなど6社とも純損益が改善した。
景気回復により融資先の破綻懸念が和らぎ、新型コロナで積み上げた貸倒引当金の戻し入れがあったことが利益を押し上げた。最大手のJPモルガンの純利益は前年同期比2.5倍の119億4800万ドル(約1兆3千億円)。ダイモン最高経営責任者(CEO)は声明で、「経済の見通しが改善し続けており、消費者と企業の財務状況は良好だ」と述べた。