J&J、スプレー式日焼け止め回収
発がん性のベンゼンを検出
ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)は14日、一部のサンプルから発がん性物質のベンゼンが検出されとして「ニュートロジーナ」と「アビーノ」のスプレー式日焼け止めを店舗から自主回収することを明らかにした。消費者に対し、これら6製品中、5製品の使用を中止し、廃棄するよう要請した。ウォール・ストリート・ジャーナルが同日、報じた。
対象製品は「Neutrogena Beach Defense」、「Neutrogena Cool Dry Sport」、「Neutrogena Invisible Daily」、「Neutrogena Ultra Sheer」、「Aveeno Protect + Refresh」の5つ。「Neutrogena Wet Skin」は問題ないという。
ニュージャージー州ニューブランズウィックにある同社では、スプレー式日焼け止めの製造過程でベンゼンは使用していない。原因究明に乗り出すとともに、他国の規制当局とも連絡を取り合っているとしている。
J&Jの消費者向け健康製品の売上高は、世界最大級を誇る。ベンゼンが混入したとみられる本数やベンゼンの濃度など詳細については発表していないが、濃度は低く、健康問題を引き起こすことは考えられないという。
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