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ニューヨーク州のクオモ知事と民主党市長候補でブルックリン区長のアダムス氏は14日、多発する銃犯罪の対応策を共同で実施することで合意した。 14日、ウォール・ストリート・ジャーナルが報じた。
この日、そろって記者会見に臨んだ両氏。ブルックリン区内の非営利団体や教会組織を通じ、サマージョブ(夏の間のアルバイト)と職能訓練の提供やギャング間の抗争を対象とした仲裁活動を実施すると発表した。財源は州政府からの補助金。治安を選挙公約の最優先事項に掲げるアダムス氏は「銃を携帯する若者が真に必要とするものを与え、犯罪を予防することが肝要だ」と発言。クオモ氏も「銃犯罪対策に必要な総合的なアプローチで協力する」と応じた。
市内では今年、銃発砲事件がすでに803件発生している。2020年は623件、19年は389件だった。殺人事件も225件で、20年の5%増、19年の37%増となっている。ニューヨーク市警察(NYPD)のシェイ本部長は先週「市内に出回っている銃の数は増えており、銃犯罪はより大胆になっている」と指摘。共和党市長候補のスリワ氏は、デブラシオ市長と市議会が10億ドルの警察予算を他に振り分けたことを批判。「警官を増やさねば、ギャングのメンバーが増えるだけだ」と噛み付いている。
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