Published by
共同通信
共同通信
【イスラマバード共同】アフガニスタン政府と反政府武装勢力タリバンは18日、停滞している恒久停戦に向けた協議を加速することで合意したとする共同声明を出した。民間人の死傷者を防ぎ、人道支援で協力することでも一致したが、停戦や暴力削減についての言及はなく協議は不調に終わったもようだ。
8月末までの米軍の撤退完了が近づき、タリバンが猛攻を続ける中、アブドラ国家和解高等評議会議長率いる政府代表団が、タリバン対外窓口事務所トップのバラダル師らと協議に臨んでいた。
声明では、高官レベルの直接協議は継続し、新型コロナ対策用の物資の輸送について適切な措置を講じるとした。