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共同通信
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【ワシントン共同】米国の景気動向を判定する全米経済研究所(NBER)は19日、新型コロナウイルスの感染拡大による米景気後退が2020年3~4月の2カ月間で終了したと発表した。景気後退期としては記録をさかのぼれる1854年以降で過去最短。不況の期間は短かったが、「かつてない落ち込みだった」との見解を示した。
NBERは米国の景気拡大や後退について、経済指標を用いて正式判定する機関。昨年4月を「景気の谷」と判断し、昨年5月以降、経済活動は正常化していないものの雇用と生産の指標がともに回復したと分析した。