新患者の大半がワクチン未接種 CDC「避けられる感染や死亡がある」

 

 

新患者の大半がワクチン未接種

CDC「避けられる感染や死亡がある」

 

 

 米疾病対策センター(CDC)によると、直近7日間のコロナ患者数は1日平均2万7930人で、入院患者も1日約3千人と前週の36%増となった。うち97%超がワクチン未接種者であることを踏まえ、ワレンスキー所長は「ワクチン未接種者のパンデミックだ。ワクチン接種で、避けられる感染や入院、死亡もあるのに」と懸念を示した。ウォール・ストリート・ジャーナルが18日、報じた。

 中西部や南部の41カ所で病院を運営するアドベントヘルスでは、今年になって受け入れたコロナ患者の97%がワクチン未接種だった。ワクチン完全接種者の入院は、ガンなどで抵抗力が弱まった場合に限られていた。大手医療機関の1つ、HCAヘルスケアでも、ワクチン完全接種者の入院は全体の1%未満にとどまっている。

 全米のワクチン完全接種率は57%。最も接種率の高いバーモント州では過去2週間で、コロナの入院患者は8人から6人以下に減少した。一方、接種率40%のアーカンソー州では人口10万人当たりの新規感染者が230人と全米ワースト1だ。州都リトルロックを含むプラスキ郡では入院患者が22%も増加した。リトルロックのスコット市長は「このパンデミックは避けられる」と発言。「自らワクチンについて調査し、3月に接種を受けた」と懸念の払拭に躍起になっている。


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