新型コロナウイルス感染拡大の影響でニューノーマルな働き方が求められ、リモートワークを導入する企業が増えてきている。6月15日にニューヨーク州知事が「18歳以上の州民の70%以上が初回接種を受けるという目標を達成した」と発言したのが記憶に新しい。この高いワクチン接種率のおかげで、ニューヨークでは日常生活を取り戻しつつあるが、リモートワークを継続する企業もある。
オフィス外で仕事をするとなると、普段以上にセキュリティを意識しなければならない。サイバー攻撃の被害に遭って最悪の事態になる前に、未然に防ぐ術を身につけたいところ。
リモートワークのセキュリティ強化に効果的と話題のNordVPNを体験してみた。
体験前におさらい!リモートワークに潜むセキュリティリスクとは?
リモートワークが急速に普及する一方で、オフィス外での労働による情報漏えいも増加している。リモートワーク中に機密情報が漏洩する事態を避けるためには、リモートワークにどのようなセキュリティリスクが潜んでいるのかを知る必要がある。
コンピュータウイルスの感染
コンピュータウイルスで有名なのは、マルウェア、ワーム、トロイの木馬など。これらのウイルスに感染すると、重要なデータが盗まれたり、コンピュータの改ざん・乗っ取りなどの被害にあったりする危険性がある。リモートワークでは、個人の端末を業務で使用する場合、適切な対策をしていないと、ウイルスに感染する可能性がある。
さらに恐ろしいのは、ウイルスに感染した端末がオフィスに持ち込まれ、感染が拡大してしまうケース。社内の重要なシステムにウイルスが侵入し、大きな被害をもたらす可能性があるので、ウイルス対策は念入りにするのが得策だ。
公衆Wi-Fiやホームネットワークを介した攻撃
リモートワークを導入している会社で働く人たちは、ホテルやカフェ、空港など、公衆Wi-Fiが利用できる場所であればどこでも仕事ができます。便利である一方、公衆Wi-Fiはさまざまなリスクを伴う可能性がある。
公衆Wi-Fiは暗号化されていない場合もあり、無防備なWi-Fiネットワークを使っていると情報の漏洩や破壊、改ざんなどの危険性がある。また、公衆Wi-Fiだけでなくホームネットワークの利用にも注意が必要だ。ネットワークのセキュリティが不十分だと、ウイルスの侵入や感染を許してしまう可能性がある。
NordVPNを使ってリモートワーク環境のセキュリティを強化する
VPNとは仮想プライベートネットワークの略で、プライベートなネットワークを構築することで、オンラインでのプライバシーと匿名性を確保する仕組みのこと。VPNサービスをお使いのパソコンやスマートフォンなどのデバイスに導入すると、暗号化された接続を確立し、セキュリティを強固にすることができる。
ここからは実際にNordVPNを使ってセキュリティを強化していく。
1.まずは、リモートで仕事をする場所を探す。
このようにFree WiFiというロゴがあるカフェでは、カフェの利用客がWiFiネットワークを使える。ニューヨークでは、時間制限がかけられているカフェもあるが、時間無制限で無料で使えるところが多い。
2.NordVPNのサブスクリプションを購入して、アプリをダウンロードする。
NordVPNにはWindows、Mac OS、Android、iPhone、iPadなどの端末で使えるアプリが提供されているので、お使いの端末に対応しているアプリをダウンロードしよう。
3.アプリがダウンロードできたらアプリを起動して、「Quick connect」またはマップから好きな国のVPNサーバーを選び、接続する。
4.VPNサーバーに接続されると、ピンが緑色になる。
ワンクリックだけで、VPN接続が確立され、大切なデータを守ってくれる。NordVPNアプリのインターフェースは優れているのでITの知識がない人でも、簡単に利用できる。
感想
無料の公衆Wi-Fiは仕事だけでなく、外出時にも頻繁に使っていたので、さまざまなリスクが生じることを知ってショックを受けた。VPNは情報漏洩の心配を払拭してくれる強い味方。NordVPNアプリの操作はとても簡単だったので、複雑な設定なしでVPN接続をオンにすることができた。
NordVPNはニューヨークだけでなく世界中で利用できるサービスなので、日本に帰国した際や、コロナ終息後に海外旅行に行く際に重宝しそう。ひとつのアカウントで最大6台の端末に接続できるため、家族や友人、同僚とアカウントをシェアするとお得に使えるのが魅力。