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共同通信
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国内で28日、新たに9583人の新型コロナウイルス感染者が確認され、過去最多を更新した。首都圏1都3県で60%近くを占めた。感染力の強いインド由来の変異株(デルタ株)が首都圏を中心に猛威を振るっており、緊急事態宣言後も感染拡大が止まらない。東京五輪や夏休みの期間中、人の動きが活発になり、さらに感染者が増えるとの見方もある。
政府対策分科会の尾身茂会長は28日の衆院内閣委員会で、東京都の感染拡大に関し「人流や接触機会は宣言が出て徐々には減っているが、期待されるレベルには至っていない。医療の逼迫が既に起き始めているというのがわれわれの認識だ」と述べた。