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テスラ製EV、タクシーに登場
42丁目以南で50台、来月スタート

ニューヨーク市内のタクシーにテスラ製電気自動車(EV)が登場する。明るい青色のモペッド貸し出し業務を展開する「レベル」が、市タクシー・リムジン委員会から承認を得た。来月から50台で営業を開始する。 ゴッサミストが26日、伝えた。
レベルが使用するのは「モデルY」。当面はマンハッタン区の42丁目以南で乗り降りする利用客に限られる。レベルのフランク・レッチ最高経営責任者は声明で「モペッド貸し出しの営業をブルックリン区北部に限定したのと同様だ。台数に限りがあり、営業地域も制限せざるを得ない」と説明。「利用者のデータを分析し、他地域や他区への展開を考えていく」とも述べた。
今後、運転手125人、支援従業員25人を新規に社員雇用、有給休暇や病欠を認めるとしている。同社は市内に充電スタンドを新設することでも合意しており、一般客も利用できるという。
新型コロナウイルスの感染拡大で、市内のタクシー事情は一変した。昨年5月のタクシー利用回数は63万9013回。一昨年5月の102万3694回のほぼ半分だ。それでも、ライドシェアサービスのウーバーやリフトの利用者は料金が高く、台数も少ないとこぼす。イエローキャブも使えるアクセス・ア・ライドの利用者は、タクシーが拾えないと嘆いている。
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