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共同通信
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日米などが太平洋クロマグロの漁獲管理を話し合う国際会議が29日閉幕し、日本近海を含む中西部太平洋で、2022年から大型魚(30キロ以上)の漁獲枠を一律15%増やすことに合意した。水産庁によると、日本の増加分は732トン。一時は激減した水産資源が回復傾向にあるとして、拡大を求めた日本の提案が一部認められた。成育途上で今後の資源に影響が出やすい小型魚は、現行規制を維持する。
今年中に開く上部会合で承認されれば正式決定となる。日本の増枠提案は昨年の会議まで3年連続で退けられてきたが、見解が一転し、漁業者にとっての厳しい制約は和らぐ方向になった。